オンラインゲームをプレイしていると、
「キャラクターがワープする」
「弾が当たらない」
「夜になるとラグがひどい」
「Pingが100msを超えている」
このような症状に悩まされることがあります。
ゲームでPingが高い場合、通信の応答速度が遅くなり、ラグや入力遅延が発生しやすくなります。
ただし、原因は一つではありません。Wi-Fi環境や回線混雑、ルーター、ゲームサーバーなど、さまざまな要因が影響します。
本記事では、ゲームでPingが高くなる原因と改善方法をわかりやすく解説します。
まずは無料でできる対策から試し、それでも改善しない場合に通信環境の見直しを検討しましょう。
- ゲームでPingが高くなる主な原因
- ゲームジャンル別の快適なPing値の目安
- Pingが高いときに最初に試したい改善方法
- 回線変更の前に確認しておきたいポイント
- Pingを重視した光回線の選び方
ゲームでPingが高いとラグが発生しやすくなる

オンラインゲームで、『弾が当たらない』『敵がワープする』そんな経験ありますよね。
その多くがPing値の高さが影響しています。
ここではPing値とは?、Ping値が高いとどうなるの?かについてくわしく解説していきます。
Pingとは通信の応答速度のこと
Pingとは、ゲーム機やPCからサーバーへ送ったデータが返ってくるまでの時間を表す数値です。
単位は「ms(ミリ秒)」で、数値が小さいほど応答が速く、快適にプレイできます。
よく「回線速度は速いのにラグい」というケースがありますが、これは下り速度ではなくPingが原因になっていることも少なくありません。

Pingが高いと起こる症状
Pingが高くなると、次のような症状が起こりやすくなります。
- キャラクターがワープする
- 攻撃が遅れて反映される
- FPSで撃ち負けやすくなる
- 格闘ゲームで入力遅延を感じる
- ボイスチャットが途切れる
- マルチプレイで同期ズレが発生する
特にFPS・TPS・格闘ゲームでは、数十msの差がプレイ感に影響することがあります。
ゲーム向けPing値の目安
| Ping値 | 快適度 | ゲームでの目安 |
|---|---|---|
| ~15ms | ◎ | 非常に快適 |
| 16~30ms | ○ | 快適にプレイ可能 |
| 31~50ms | △ | 軽いラグを感じることがある |
| 51~100ms | ▲ | ラグを感じやすい |
| 100ms以上 | × | 快適なプレイは難しい場合がある |
ゲームジャンルによって許容できるPingは異なりますが、対戦ゲームでは30ms以下を目安にすると快適です。
ゲーム別に見るPing値の目安

ゲームで快適に遊べるPing値は、ジャンルによって少し異なります。
FPSや格闘ゲームのように一瞬の反応が勝敗を左右するゲームでは、できるだけPingを低く抑えたいところです。一方、MMORPGや協力プレイ中心のゲームは、多少Pingが高くても遊びやすい場合があります。
| ジャンル | 理想 | 快適に遊びやすい目安 | ラグを感じやすい目安 |
|---|---|---|---|
| FPS・TPS(VALORANT・Apex Legends・CoDなど) | 15ms以下 | 30ms以下 | 31ms以上 |
| 格闘ゲーム(ストリートファイターなど) | 15ms以下 | 20ms以下 | 21ms以上 |
| シューティング(スプラトゥーンなど) | 20ms以下 | 30ms以下 | 31ms以上 |
| アクション・協力ゲーム(モンハンなど) | 30ms以下 | 50ms以下 | 51ms以上 |
| MMORPG(FF14など) | 30ms以下 | 50ms以下 | 51ms以上 |
| ターン制ゲーム(ポケモンなど) | 50ms以下 | 100ms以下 | 101ms以上 |
※あくまで目安であり、ゲームサーバーやプレイ環境によって体感は変わります。
FPS・TPSは15ms以下が理想
VALORANTやApex LegendsなどのFPS・TPSでは、Ping値が15ms以下なら非常に快適です。
もちろん、16〜30msでも多くのプレイヤーは問題なくプレイできます。
しかし、ランクマッチや競技性の高い対戦では、わずかな遅延が勝敗に影響することもあるため、できるだけ15ms以下を目指したいところです。

格闘ゲームはPingの低さと安定性が重要
格闘ゲームでは、コンボやガードなどフレーム単位の入力が重要になるため、Pingの低さだけでなく、通信が安定していることも欠かせません。
オンライン対戦を中心に遊ぶなら、有線LAN接続がおすすめです。
モンハンやFF14は50ms以下なら快適
モンスターハンターやFF14のような協力プレイ・MMORPGでは、FPSほど厳しいPingは求められません。
50ms以下なら快適に遊べることが多く、100msを超えると攻撃の反映や同期の遅れを感じる場面が増えてきます。
Pingだけでなく「安定性」も重要
Pingの数値が低くても、通信が不安定だとラグは発生します。
例えば、平均Pingが20msでも、一時的に80〜100msまで跳ね上がるような環境では、キャラクターがワープしたり、攻撃が遅れて反映されたりすることがあります。
そのため、ゲームを快適に遊ぶには、Pingだけでなく「ジッター(Pingのばらつき)」や「パケットロス」の有無もあわせて確認することが大切です。


Ping値が高くなる原因

Ping値が高くなる原因は、一つとは限りません。
「光回線だから大丈夫」と思っていても、Wi-Fi環境やルーターの性能、利用時間帯などが影響していることもあります。
まずは原因を切り分けて、無料でできる対策から試すことが大切です。

Wi-Fi接続が不安定
もっとも多い原因がWi-Fiです。
Wi-Fiは電波を使って通信するため
- 壁や家具による遮へい
- 電子レンジなど家電との電波干渉
- ルーターとの距離
などの影響を受けやすくなります。
その結果、Ping値が高くなったり、通信が不安定になったりすることがあります。
オンラインゲームを快適に遊びたい場合は、有線LAN接続がおすすめです。
夜間の回線混雑
夜だけラグい場合は、回線混雑が原因かもしれません。
20〜23時頃はインターネット利用者が増えるため、利用している回線やプロバイダによっては通信が混雑しやすくなります。
この場合は
- 昼は20ms
- 夜は70ms
というように、時間帯によってPing値が大きく変化することがあります。
昼は問題ないのに夜だけラグいなら、時間帯を変えて測定してみましょう。
ルーターの性能不足
古いWi-Fiルーターを使っている場合は、それが原因でPing値が高くなっている可能性があります。
特に5年以上前のルーターでは
- 処理性能が低い
- 最新の通信規格に対応していない
- 同時接続台数が少ない
といった理由から、通信が不安定になることがあります。
家族でスマートフォンやテレビ、ゲーム機を同時に利用している家庭では、ルーターの性能が通信品質に大きく影響します。
パケットロスやジッターが発生している
Ping値が低くてもラグを感じる場合は、ジッターやパケットロスが原因の可能性があります。
- ジッター:Ping値のばらつき(通信の揺らぎ)
- パケットロス:送信したデータの一部が途中で失われる現象
例えば平均Ping値が20msでも
- 10ms
- 18ms
- 65ms
- 15ms
のように大きく変動すると、ゲーム中にカクつきや遅延を感じることがあります。
そのため、オンラインゲームではPing値だけでなく、ジッターやパケットロスもあわせて確認することが重要です。
サーバーとの距離が遠い
オンラインゲームでは、自宅からゲームサーバーまでの距離もPing値に影響します。
例えば、日本から海外サーバーへ接続すると、物理的な距離が長くなるため、どうしてもPing値は高くなりやすくなります。
そのため、自宅の通信環境に問題がなくても
- 北米サーバー
- ヨーロッパサーバー
などを利用すると、日本サーバーよりPing値が高くなることがあります。
ゲーム側でサーバーを選べる場合は、できるだけ日本や近隣地域のサーバーを選ぶことで、Ping値を抑えられる可能性があります。
Pingが高いときに今すぐ試したい改善方法

まずは費用のかからない方法から試すのがおすすめです。
| 改善方法 | 費用 | 優先度 |
|---|---|---|
| 有線LANにする | 無料~ | ★★★★★ |
| ルーターを再起動する | 無料 | ★★★★★ |
| Wi-Fiを5GHzへ変更する | 無料 | ★★★★☆ |
| 不要な通信を止める | 無料 | ★★★★☆ |
| Pingを測定する | 無料 | ★★★★☆ |
| IPv6対応を確認する | 無料 | ★★★★☆ |
有線LANへ変更する
Wi-Fiは便利ですが、オンラインゲームでは通信が不安定になることがあります。
LANケーブルで接続するだけでも、Pingが安定するケースは珍しくありません。
ルーターを再起動する
ルーターは長時間稼働すると、一時的な不具合が発生することがあります。
再起動だけで改善するケースもあるため、最初に試しておきたい対策です。
Wi-Fiを5GHzへ変更する
2.4GHz帯は混雑しやすいため、対応機器なら5GHz帯を利用すると通信が安定しやすくなります。

ダウンロードや動画視聴を止める
ゲーム中は、大容量ダウンロードや動画配信を一時停止するだけでもPingが改善することがあります。
Pingを測定して状況を確認する
改善前後でPingを測定すると、効果を確認しやすくなります。
時間帯を変えて測定すると、回線混雑の影響も判断しやすくなります。
Pingが改善しない場合は通信環境を見直そう

無料でできる対策を試しても改善しない場合は、通信環境そのものを見直すタイミングかもしれません。
IPv6 IPoEに対応しているか確認する
利用中の回線がIPv6 IPoEに対応していない場合、混雑しやすい通信経路を利用している可能性があります。
まずは契約中のプロバイダがIPv6 IPoEを利用できるか確認しましょう。

プロバイダを見直す
回線設備はそのままで、プロバイダだけ変更できるケースもあります。
夜だけPingが高い場合は、プロバイダ変更で改善することもあります。
光回線の変更を検討する
次のような状況なら、光回線の見直しも選択肢です。
- 有線LANでも改善しない
- 夜だけ毎日ラグい
- Pingが常に高い
- IPv6にも対応済み
- 家族利用が多い
ゲーム用途では、Pingや通信の安定性を重視した光回線を比較すると、自分に合った選択肢を見つけやすくなります。

よくある質問

まとめ|Pingが高いと感じたら原因を切り分けて改善していこう

ゲームでPingが高い場合は、すぐに光回線を乗り換える必要はありません。
まずは以下の順番で確認してみましょう。
- 有線LANで接続する
- ルーターを再起動する
- Wi-Fi環境を見直す
- Pingを測定する
- IPv6 IPoEへの対応状況を確認する
- 改善しない場合はプロバイダや光回線を検討する
| 改善方法 | 費用 | 優先度 |
|---|---|---|
| 有線LANにする | 無料~ | ★★★★★ |
| ルーターを再起動する | 無料 | ★★★★★ |
| Wi-Fiを5GHzへ変更する | 無料 | ★★★★☆ |
| 不要な通信を止める | 無料 | ★★★★☆ |
| Pingを測定する | 無料 | ★★★★☆ |
| IPv6対応を確認する | 無料 | ★★★★☆ |
Pingはゲームの快適さに大きく関わる重要な指標ですが、原因を一つずつ切り分ければ改善できるケースも少なくありません。
まずは無料でできる対策から試して、自分の通信環境を少しずつ見直してみてください。



コメント